文書作成

マルチステーションの「3大機能」のうちの一つが文書作成機能でした。

マルチステーションが登場したときは、「文書プログラム」というDOSとは別のシステムで起動する、
独立したプログラムでした。
このプログラムはそのままバージョンアップを重ねていきますが、後に新しくDOS上で動作する「D
OS文書プログラム」が追加されました。

そして、最終的にMCAのPS/55上で動作するのは「DOS文書プログラム」だけになり、「文書プ
ログラム」はなくなりました。
他には「一太郎」や「WordStar」など、別のソフト会社のワード・プロセッサーもありました。

 文書プログラム
 DOS文書プログラム
 その他の日本語ワード・プロセッサー
 他国語ワード・プロセッサー


 文書プログラム
  マルチステーションの登場と同時に発売されたワード・プロセッサーのプログラムです。
  このプログラムはDOS上では動作せず、ハード・ディスクで運用するときは別の区画に割り当て
  る必要がありました。

  (2014.11.17 追記)
  最近になってアメリカで発売されていたワード・プロセッサーの専用機、 i8086 を使用した
  6580 DisprayWriter の OS を元にしているという記述を WEB 上で見つけました。

  ・機能
   ビジネスで使用されることが前提となっているため、豊富な機能を持っていました。
   G/Hモデルが登場した時点での、当時のカタログ(1985年2月)には以下のような機能が記
   載されています。
    ・入力
      文節変換、ローマ字入力
    ・編集
      6種類のタブとインデント、下線/罫線/枠あけ、上つき/下つき/重ね打ち、半角/全
      角/倍角/1/4角、文字間隔・行間隔のゼロ・スペース機能、文字列3つまで行える一括
      置換、レイアウト表示、領域編集、置換/挿入モードの切換え
    ・既存文書の使用
      切り貼り、組み込み、差し込み、ファイル変換によるパソコン・ファイルの使用
    ・印刷
      文書作成と平行しての印刷、該当ページのみの印刷、ページ調整、交互ヘッダー/フッタ
      ー、重ね打ち、袋とじ
    ・演算
      四則演算機能、表計算機能(四則演算、合計・平均演算、パーセント計算など)
    ・電子メール
      作成した文書をホスト・システム経由で宛先のマルチステーションに送ると共に、登録、保
      管、検索が可能
    ・ビジネス文例集
      530の文例(商用文、公用文、所管、契約分、商業通信文など)を収録

   機能的には、現在でも十分に通用する内容ではないかと思います。
   別売の文書配布プログラムとホスト・システムが必要とはいえ、文書を電子メールとしてやり取
   りできるというのは当時としては画期的なことだったと思います。

  ・バージョン
   バージョンは 1.0 から、最終が 5.4 となります。

  ・動作環境
   高機能なだけありまして、バージョン1.0 の時点でメモリーが最低384KB必要でした。
   最初期型の標準は256KBですので、拡張する必要がありました。
   バージョン4.0で使用する機能によっては512KB必要になり、バージョン5.0では640KB
   必要になりました。

  ・辞書/フォント
   24ドット、16ドットのIBM基本文字セットと拡張文字セットの熟語辞書/フォントが別売であり
   ました。
   他には拡張辞書と、特許申請等で使用するための12ポイント(4号活字)のフォントが別売で
   ありました。

  ・文書配布プログラム
   ホスト・システムを経由して、文書の送受信を行うためのプログラムです。
   バージョン5.0以上の文書プログラムを使用したときはビジネス・グラフ、図形等のデータを含
   むことができました。  

  ・ファイル変換ユーティリティー(PC−WP)
   文書プログラムはDOS上では動作しないため、DOS上のデータを取り込む時に必要なプログ
   ラムです。
   途中のバージョンより双方向の変換が可能になり、DOS文書プログラムとの文書の変換も可
   能になりました。
   後にMCA機用として、DOS上で動く変換ユーティリティーも登場しました。

  ・キーボード
   バージョン5.1よりW1型キーボードが使用できるようになりました。
   このキーボードは主にワード・プロセッサーの使用することを前提としてありました。
   配列は1/2型を基本として、ファンクションキーにワード・プロセッサーの機能が割り当てられ
   ています。

  ・フォント
   バージョン4.0でフォントのカードと「文字発生機構付きプリンター(漢字ROMを装備した
   プリンターという意味です)」に対応しています。
   逆に言うとそれ以前のバージョンではディスケット(ディスク)上のフォントをビットマップデータと
   して画面とプリンターに出力することしかできなかったということです(プリンターへの出力に
   数分かかったという記述も見られます)(2014.11.17 追記)。

文書プログラムの機能拡張一覧
バージョン(必要メモリー)
特   徴
ハードウェアのサポート
1.0(384KB)
○ 基本機能
  (作成/更新/編集)
○ ディスケット・ドライブ用
2.0(384KB)
○ 袋とじ印刷
○ ファイル変換ユーティリティー
○ 8.1MBハード・ディスク
○ 3型鍵盤
3.0(384KB)
○ ローマ字入力 ○ 作表機能
○ 文書配布プログラム
○ 4型鍵盤
4.0(384KB/512KB)
○ 領域編集 ○ 計算機能
○ 1/4角文字
○ 置換/挿入モードの切替
○ レイアウト表示
○ タブ設定機能の拡張
○ 文字の再配置
○ ハード・ディスクからディスケットへの
  全文書複写
○ 文字サイズ変更
○ 文字間隔ゼロ・行間隔ゼロの設定
○ 作成/更新終了時の保存/印刷
  指定
○ 漢字フォント・カード
○ 文字発生機構付きプリン
  ター
○ 10MB、20MBハード・
  ディスク

4.1(384KB/512KB)

○ 5541システム装置 B/E、
  ハード・ディスクモデル
5.0(640KB)
○ 図形 ○ グラフ ○ 網かけ
○ 4倍角/縦倍角
○ 行/字ステッチ指定
○ かな漢字変換の可/不可指定
○ 12ポイント・フォント
○ 5561システム装置 G/H
○ カラー・ディスプレイの
  色指定(文字、罫線、
  高輝度部分でそれぞれ
  63色中1色)
○ 24ドットシステム専用
5.1(640KB)

○ W1型鍵盤(WP用)
5.2(640KB)
○ DOS文書プログラムとのファイル
  相互変換(ファイル変換ユーティリティ
  ーVer4.0/4.1)
○ 5541/5551/5561
  システム装置 J/K
5.3(640KB)
(ファイル変換ユーティリティーVer5.0)
○ 5551/5561
  システム装置 M/P
5.4(640KB)
○ 5551/5561
  システム装置 M1/P1?

ファイル変換ユーティリティー(PC−WP)の機能拡張一覧
バージョン
特   徴
ハードウェアのサポート
1.0
○ PCモードで作成されたファイル・データをWPモードに
  転送
○ 文書プログラム バージョン2.0

2.0
○ 文書プログラム バージョン3.0
○ 8.1MBハード・ディスク
○ 9セクター・ディスケット
3.0
○ PC/WP両方向のファイル変換
○ 転送用ユーティリティー
○ 文書プログラム バージョン4.0

3.1
○ 文書プログラム バージョン5.0

4.0
○ 文書プログラムのファイルとDOS文書プログラム I
  ファイルの変換ユーティリティー機能
○ 文書プログラム バージョン5.2

4.1
○ 文書プログラムのファイルとDOS文書プログラム I
  II のファイルの変換ユーティリティー機能

5.0
○ 文書プログラム バージョン5.3専用


文書プログラムの製品一覧(手持ちの資料の掲載分のみ)
プログラム名
プログラム番号
使用料金
対応機種
文書プログラムバージョン4.1
5600-JWP
100,000
5550-D/E/G/H
5540-B/E
文書プログラムバージョン5.0
5600-JWQ
115,000
5560-G/H
5550-G/H
5540-B
文書プログラムバージョン5.2
5600-JWQ
115,000
5560-G/H/J/K
5550-G/H/J/K
5540-B/J/K
文書プログラムバージョン5.3
5600-JWQ
115,000
5560-G/H/J/K/M/P
5550-G/H/J/K/M/P
5540-B/J/K
文書プログラムバージョン5.4 5600-JWQ 115,000 5560-G/H/J/K/M/P
5550-G/H/J/K/M/P
5540-B/J/K

オプション・プログラムの製品一覧(手持ちの資料の掲載分のみ)
プログラム名
プログラム
番号
特   徴
動作機種
使用料金
辞書/フォント16
(拡張文字セット)
バージョン1.0
5600-JBW
IBM基本文字セッ ト、拡張文字セット
40,000語の辞書機能
5550-D/E
5540-E
25,000
辞書/フォント16
(拡張文字セット)
バージョン2.0
5600-JBW
バージョン1.0に 「お」、「ご」等の接頭語を
含む熟語等が追加され、かな漢字変換の
パフォーマンスを向上
5550-D/E
5540-E
25,000
辞書/フォント24
(基本文字セット)
バージョン1.0
5600-JCW
IBM基本文字セッ ト
40,000語の辞書機能
5550-G/H
5540-B
25,000
辞書/フォント24
(基本文字セット)
バージョン2.0
5600-JCW
バージョン1.0に 「お」、「ご」等の接頭語を
含む熟語等が追加され、かな漢字変換の
パフォーマンスを向上
5560-G/H/J/K
/M/P
5550-G/H/J/K
/M/P
5540-B/J/K
25,000
フォント24
(拡張文字セット)
バージョン1.0
5600-JFW
辞書/フォント24 の漢字機能をIBM拡張文
字セットに拡張
5550-G/H
5540-B
20,000
フォント24
(拡張文字セット)
バージョン2.0
5600-JFW
辞書/フォント24 バージョン2.0の漢字機
能をIBM拡張文字セットに拡張
5560-G/H/J/K
/M/P
5550-G/H/J/K
/M/P
5540-B/J/K
20,000
拡張辞書
バージョン1.0
5600-JDW
一般語、固有名詞、 単漢の67,000語で
前記辞書の40,000語を含む。
文書プログラム2.0または3.0および拡
張文字セットを併用。
5550
5540
30,000
拡張辞書
バージョン2.0
5600-JDW
バージョン1.0に 「お」、「ご」等の接頭語を
含む熟語等が追加され、かな漢字変換の
パフォーマンスを向上。
文書プログラム4.0以上および拡張文字
セットバージョン2.0を併用。
5560-G/H/J/K
/M/P
5550-G/H/J/K
/M/P
5540-B/J/K
30,000
12ポイント・フォ ント
(拡張文字セット)
5600-JJW
文書プログラムバー ジョン5.0以上の文書
を、12ポイント(4号活字)で印刷できる。
特許の申請等の通常より大きな文字が必
要な文書に活用。
5560-G/H/J/K
/M/P
5550-G/H/J/K
/M/P
5540-B/J/K
25,000
文書配布プログラム
バージョン1.0
5600-JHW
ホスト・システムの 日本語分散処理オフィス
支援プログラムを経由して、文書の送受信
を行う。
512KBメモリーと2ディスケット・ドライブ又
はハード・ディスクの構成要。
5550-D/E/G/H
5540-B/E
100,000
文書配布プログラム
バージョン2.0
5600-JHW
バージョン1.0の 機能を含む。
ホスト・ライブラリーへの文書の登録および
その検索機能のサポート。
5550-D/E/G/H
5540-B/E
100,000
文書配布プログラム
(クラスター)
バージョン3.0
5600-JKW
バージョン2.0の 機能を含む。
異なるホスト・システムに接続されたマルチ
ステーションでの文書配布。
バージョン5.0以上で作成されたビジネス・
グラフ、図形等のデータを含む文書配布、
速達・親展の指定が可能。
文書プログラムバージョン4.1以上.。
ビジネス・グラフ、図形を取り扱う時はバー
ジョン5.0以上が必要。
5560-G/H/J/K
/M/P
5550-G/H/J/K
/M/P
5540-B/E/J/K
120,000
文書配布プログラム
(シングル・ステーション)
バージョン3.0
5600-JLW
5560-G/H/J/K
5550-D/E/G/H/
J/K
5540-B/E/J/K
120,000
ファイル変換
ユーティリティー
(PC−WP)
バージョン4.1
5600-JPW

5560-G/H/J/K
5550-G/H/J/K
5540-B/J/K
10,000
ファイル変換
ユーティリティー
(PC−WP)
バージョン5.0
5600-JQW

5560-G/H/J/K
/M/P
5550-G/H/J/K
/M/P
5540-B/J/K
10,000
ビジネス文例集
5600-017
社内外向け定型レ ター及び契約関連文書
を533例収録。
5560
5550
5540
55,000

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 DOS文書プログラム
  文書プログラムはDOS上では動作しないため、データの共有を行うには変換ユーティリティーが
  必要でした。
  後に通信のエミュレータもDOS上で動作するようになり、全てをDOS上のシステムにするために
  発売されたワード・プロセッサーが「DOS文書プログラム」です。
  マルチステーション上でのDOS文書プログラムは III がありました。
  5535用としての、専用のバージョンが別にありました。
  III は、MCAのPS/55で動作するバージョンです。

  ・バージョン
    I はバージョン1.0のみで、 II はバージョン6.0まであります。
   5535用はバージョン1.0とバージョン6.0があります。
   III はバージョン2か3でDOS/Vにも対応しています。

  ・動作環境
   メモリーについては記載がありませんが、おそらく640KB必要と思われます。
   ドライブは最低ディスケット2台となっていますが、この場合は漢字フォント・カードと拡張辞書カ
   ード(文節変換用)が必要となっています。
   DOSはバージョンK2.7以上(ネットワークの使用時はK3.2以上)、5535用はK3.3以上と
   なっています。

  ・DOS文書/オフィス・サポート通信ユーティリティー
   ホスト・システムを経由して、文書の送受信を行うためのプログラムです。
   文書プログラムの文書配布プログラムと同等のものです。

  ・文書ファイル変換ユーティリティー
   DOSの環境下で文書プログラムのファイルをDOS文書のファイルに変換するための
   プログラムです。
   文書プログラムバージョン5.4のファイルの変換はこのプログラムを使用します。

DOS文書プログラムの機能拡張一覧
バージョン
機    能
DOS文書プログラム I
● 作成、更新、編集など基本機能の充実
● ホット・キーによるオンライン・モードへの切換
● 印刷結果と画面表示の対応
  (網かけ、下線、罫線、文字の種類の画面表示)
● 機能詳細のプロンプト機能
● 「文書プログラム」および「日本語DOS」のファイル互換性
DOS文書プログラム II
バージョン1.0
○ グラフ作成/作図機能
● 文書作成中、更新中のページ印刷機能
○ 初心者にもすぐ使える「あいうえお鍵盤」の使用
DOS文書プログラム II
バージョン2.0
○ イメージデータの切り貼り機能
● 囲み線の使用
○ ブロック単位の網かけの使用
○ 文書の枠あけ外への作図機能
DOS文書プログラム II
バージョン3.0
● 「DOS文書/オフィス・サポート通信ユーティリティー」を使用してホスト
  の「オフィス支援プログラム」のもとでの文書配布/LIBRARY機能
DOS文書プログラム II
バージョン4.0
● 連文節辞書との併用で漢字変換の効率化
● 操作性の向上
  ・ 画面上からコントロール・キャラクターの除外
  ・ カーソルの形状で挿入モード/置換モードの識別
  ・ B4横、A3横サイズの印刷機能
● ひらがなカタカナの相互変換
○マウスの使用で図形入力の効率化(拡張機能使用時)
DOS文書プログラム II
バージョン5.0
○ 印刷と文書作成・更新の並行処理
○ ファクシミリへのデータ変換と送信
○漢字再変換の機能強化
DOS文書プログラム II
バージョン5.1
○5587−G01印刷装置のサポート
○ローマ字入力の改善
DOS文書プログラム II
バージョン6.0
○Smart−Wordとのデータ交換
○自動文書保存機能

 ●の機能は「DOS文書プログラム(5535用)」で使用できます。

DOS文書プログラムの製品一覧(手持ちの資料の掲載分のみ)
プログラム名
プログラム番号
使用料金
対応機種
DOS文書プログラム I
5600-JWD
50,000
5560-G/H/J/K/M/P
5550-G/H/J/K/M/P
5540-B/J/K
DOS文書プログラム II
バージョン2.0
5600-JTD
70,000
5560-G/H/J/K/M/P
5550-G/H/J/K/M/P
5540-B/J/K
DOS文書プログラム II
バージョン2.0
5605-JTD
70,000
5530
DOS文書プログラム II
バージョン3.0
5600-JTD
70,000
5560-G/H/J/K/M/P
5550-G/H/J/K/M/P
5540-B/J/K
DOS文書プログラム II
バージョン4.0
5600-JTD
70,000
5560-G/H/J/K/M/P
5550-G/H/J/K/M/P
5540-B/J/K
DOS文書プログラム II
バージョン4.0
5605-JTD
70,000
5540-M/P
5530
DOS文書プログラム II
バージョン5.1
5600-JTD 70,000 5560-G/H/J/K/M/P
5550-G/H/J/K/M/P
5540-B/J/K
DOS文書プログラム II
バージョン5.1
5605-JTD 70,000 5540-M/P
5530
DOS文書プログラム II
バージョン6.0
5600-JTD 70,000 5560-G/H/J/K/M/P
5550-G/H/J/K/M/P
5540-B/J/K
DOS文書プログラム II
バージョン6.0
5605-JTD 70,000 5540-M/P
5530
DOS文書プログラム(5535用)
バージョン1.0
5605-JDN
50,000
5535
DOS文書プログラム II(5535 用)
バージョン5.1
5605-JJN 70,000
5535
DOS文書プログラム II(5535 用)
バージョン6.0
5605-JJN 70,000
5535
DOS文書/オフィス・サポート通信
ユーティリティー
5600-JZD
10,000
5560-G/H/J/K/M/P
5550-G/H/J/K/M/P
5540-B/J/K
DOS文書/オフィス・サポート通信
ユーティリティー
5605-JZD
10,000
5540-M/P
5535
文書ファイル変換ユーティリティー
5600-JNK
30,000
5560-M/P
5550-M/P


DOS文書使用時のハードウェアの構成(1988年12月のカタログより)
システム構成
ソフトウェア
プログラム番号
連文節辞書
バージョン1.0
DOS文書
プログラム I
DOS文書
プログラム II
バージョン5.0
DOS文書
プログラム
(5535用)
5530 システム装置
5555 表示装置
キーボード
印刷装置 5575
3.5インチ・
ディスケット
日本語DOS

プログラム・
ディスケット

5605-JTD

5605-JDK
5535 システム装置
ディスプレイ・キーボード
印刷装置 5577/5575

5605-JDN
5541-M1/P1 システム装置
5555 表示装置
キーボード
印刷装置 5577/5575/5563
5605-JTD

5551-M1/P1 システム装置
5555 表示装置
キーボード
印刷装置 5577/5575/5563
5.25インチ・
ディスケット
日本語DOS

プログラム・
ディスケット
5600-JWD 5600-JTD
5600-JDK
5561-M1/P1 システム装置
5555 表示装置
キーボード
印刷装置 5577/5575/5563


以下の内容はDOS文書プログラム II/III 操作ガイドに掲載されています。
ただし、III についての内容は飛ばしてあります。

 DOS文書使用時のハードウェアの構成

DOS文書プログラム II バージョン6.0
プログラム番号
5600-JTD
5605-JTD
システム・ユニット
5541-B/J/K
5551
5561
5531-G/H
5541-M/P
ディスプレイ
5555-B05/B06
5555-H04/H06
キーボード
5556-1/2/3/4/A1/M1/P1/R1/W1
プリンター
5553-B01/B02
5557
5563-B02/B01/H02
5572-B01/B02
5575-B01/B02/F01/F02
5577-B01/B02/F01/F02/H02
5587-G01
4216-510
4208-502


DOS文書プログラム II (5535用) バージョン6.0 (5605-JJN)
システム・ユニット
5535 M08
5535 M18
5535 M19
ディスプレイ
(16 X 16 モノ)
キーボード
5535 ( 5556-1 )
プリンター
5553-B01/B02
5572-B01/B02
5575-B01/B02/F01/F02
5577-B01/B02/F01/F02/H02
5587-G01
4216-510
4208-502

 他のソフトウェアとの関係

DOS文書プログラム II V6.0
DOS文書プログラム II (5535用) V6.0
DOS
K2.7以上
K3.3以上
かな漢字変換
文節/連文節
文節/連文節
通信
日本語3270 PC V6.0以上
日本語3270 PCG V5.0以上
日本語5250 PC V3.0以上
MS-NETWORKS
(DOS K3.2以上)
小規模クラスター V3.0以上
小規模クラスター/G V2.0以上
日本語3270PC V7.0以上
日本語5250PC LT/16 V1.0以上
5550小規模クラスター V4.0以上
MS-NETWORKS

 文書ファイルの互換性について
  DOS文書プログラムで作成した文書は、すべてのDOS文書プログラム II V6.0/II V6.0(5535用)
  で更新できますが、DOS文書プログラム II V6.0/II V6.0(5535用)で作成した文書を更新できるの
  は、DOS文書プログラム II V2.0 から II V5.1とDOS文書(5535用) V1.0 に限られます。
  ただしDOS文書(5535用) V1.0 ではグラフ/作図/イメージの表示・印刷・更新はできません。

 スマート文書ファイルの互換性について
  スマート・ワードで搬出されたスマート文書ファイルを、DOS文書プログ ラム II V6.0/II (5535用)
  V6.0 で、更新・印刷することができます。ただし、表示・印刷・更新できるのは、スマート文書の文
  字部分のみです。
  DOS文書プログラムで更新したスマート文書ファイルは、スマート・ワードで搬入することができ
  ます。
  ただし、この機能を使用できるのは、DOS文書プログラムがハードディスクに導入されていなけ
  ればいけません。

  (注 スマート・ワードとはOS/2用のワード・プロセッサーです。)

 ディスケットシステムに導入したときに生成される、システム・ディスケット の一覧

2DD
2HC
2HD
プログラム
  (共通)
始動用
作成・更新用
書式・計算用
拡張用
印刷・管理・個別登録用
始動用
作成・更新用
拡張用
印刷・管理・個別登録用
始動用
作成・更新用
印刷・管理・個別登録用
2ドライブ

辞書・フォント・文書用
辞書・フォント・文書用
辞書・フォント・文書用
文節
連文節


辞書・フォント・文書用
3ドライブ

辞書・フォント用
文書用
辞書・フォント用
文書用

文節
連文節
辞書・フォント用
文書用
連文節辞書
辞書・フォント用
文書用



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 その他の日本語ワード・プロセッサー
  この他にも、日本語のワード・プロセッサーが数種類発売されていました。

  日本語DOSワード・プロセッサー
  日本語DOSワード・プロセッサー/ハンドライター
  日本語DOSワード・プロセッサー/5250PC
  日本語DOSワープロ/イメージ処理

  最初のものはDOS文書プログラムが登場する前に発売されていたようで、カタログを見る限り
  では文書プログラムのバージョン4辺りとたいした機能差はないように見受けられます。
  DOS文書プログラムが24ドット専用なので、16ドットモデルで使用できる唯一のDOS用
  ワード・プロセッサーかもしれません(IBMの扱いでないものなら他にもあります)。
  後の3種類はシステム・ガイドに名前が掲載されているだけなので、詳細はわかりません。

その他の日本語ワード・プロセッサーの製品一覧
プログラム名
プログラム番号
使用料金
対応機種
日本語DOSワード・プロセッサー
バージョン2.0
5600-025
50,000
5560-G/H/J/K
5550-D/E/G/H/J/K
5540-B/J/K
日本語DOSワード・プロセッサー/
ハンドライター
5600-073
80,000

日本語DOSワード・プロセッサー/
5250PC
5600-063
50,000

日本語DOSワープロ/イメージ処理
5600-042
80,000



  そして、ジャストシステムの「一太郎」がありました。
  対応する機種はハード・ディスクモデルのみで、DOSはK3.3以上という制限はありますが、
  3.5インチ版は一つのパッケージで5535でも動作するように作られていたようです。

一太郎の製品一覧
プログラム名
プログラム番号
使用料金
対応機種
一太郎
5600-556
68,000
5560-G/H/J/K/M/P
5550-G/H/J/K/M/P
5540-B/J/K
一太郎
5605-556
68,000
5540-M/P
5535
5530

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 他国語ワード・プロセッサー
  英文のワードプロセッサーとして「WordStar」とその関連のプログラムがありました。
  これに関しましては英語DOS上で動作するバージョンもありました。

  他には「ハングル・ワード・プロセッサー」が掲載されています。
  これについての詳細はわかりません。

他国語ワード・プロセッサーの製品一覧
プログラム名
プログラム番号
使用料金
対応機種
WordStar
5600-020
125,000
5560-G/H/J/K/M/P
5550-G/H/J/K/M/P
5540-B/J/K
WordStar
5605-020
125,000
5540-M/P
5535
5530
SpellStar
5600-022
63,000
5560-G/H/J/K/M/P
5550-G/H/J/K/M/P
5540-B/J/K
SpellStar
5600-022
63,000
5540-M/P
5535
5530
MailMerge
5600-023
38,000
5560-G/H/J/K/M/P
5550-G/H/J/K/M/P
5540-B/J/K
MailMerge
5605-023
38,000
5540-M/P
5535
5530
StarIndex
5600-027
45,000
5560-G/H/J/K/M/P
5550-G/H/J/K/M/P
5540-B/J/K
StarIndex
5605-027
45,000
5540-M/P
5535
5530
WordStarシリーズ パッケージ
5600-313
250,000
5560-G/H/J/K/M/P
5550-G/H/J/K/M/P
5540-B/J/K
WordStarシリーズ パッケージ
5605-313
250,000
5540-M/P
5535
5530
WordStar(英語) バージョン3.3
5600-280
125,000
5560-G/H
5550-D/E/G/H
5540-B/E
SpellStar(英語) バージョン3.3
5600-281
63,000
MailMerge(英語) バージョン3.3
5600-282
38,000
ハングル・ワード・プロセッサー
バージョンH1.0
5600-KWP
100,000
5550-GU/G/H
5540-B

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