スキャニングの基本的なテクニックが理解できたら、この章を参照して、さらに満足のいくスキャン画像を実現するための方法を習得してください。
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画像の回転/切り換え
[F/R]ボタンで、画像の切り換えおよび回転をさせることができます。 "F"はフリッピング メカニズムを意味し、画像を水平あるいは垂直軸に切り換えます。"R" は回転 メカニズムを意味し、画像を右回りに 90度回転させます。その ボタンと周囲にある矢印との中間にある "R"は、現在の画像の回転を示します。 [F/R]アイコンをクリックして[切り換え/回転]ダイアログボックスをアクティブにします。この
ダイアログボックスでは、回転と切り換えの結果も表示されます。ダイアログボックスの切り換えおよび回転のサンプルの中から、目的に合ったボタンをクリックしてください。
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ジョブ
リストの使用
(マルチ/バッチ
スキャン)
MagicScanを使用すれば、一度にたくさんの画像を短時間でスキャンすることができます。マルチスキャンとバッチスキャンは、画像を扱うオプショナルスキャンメソッドです。ジョブリストを使用するには、スキャンプログラムの作成を参照してください。 バッチスキャンを使用すれば、各スキャンオペレーションにおいて複数のスキャンした画像を得ることができます。つまり "スキャナの個々のプロセスにおけるマルチの画像"を得ることができるのです。スキャナは、一度キャリブレーションします。解像度、ハイライトそしてシャドーが同じというように画像の設定が似ている場合は、バッチスキャンモードを選択してください。 マルチスキャンによって、各スキャンオペレーションで一つ以上のスキャンした画像を得ることができます。つまり "スキャナの複数のプロセスにおけるマルチの画像"です。スキャナは、最初の画像のスキャンニング前に、キャリブレーションします。スキャンニング後はホームポジションに戻ります。これは、各画像設定が異なっているためです。 |
設定されたスケーリングファクタを使用すると、スキャンする画像を自動的に拡大したり縮小することができます。 選択したスケールファクタの範囲は、選択した画像タイプによって異なりますが、印刷される出力物に反映されます。
リンクグラフィック上でクリックすると、別々に高さや幅を入力して高さと幅テキストフィールド間のリンクを中断することができます。また選択フレームを直接調整すれば、この値を変更することができます。テキストボックスに最初に表示されるデフォルト値が、デフォルト選択フレームの高さと幅です。
高さテキストボックス値や幅テキストボックス値の変更:
画像サイズを最大値に設定する場合、最大値はソフトウェアによって決定され、保存する最終画像のスペース量やスキャナハードウェアおよびソフトウェアの機能によって異なります。
[スキャン]ボタンをクリックして画像をスキャンする前に、スキャナコントロール設定の調整によって、画像を確認することができます。MagicScanでは、[校正用]ウィンドウによってスキャンした画像を印刷前に確認することができます。
[スキャナコントロール]ウィンドウでの設定にしたがって、[Proof]ボタンをクリックすると、[校正用]ウィンドウにスキャンした画像が表示されます。
[Proof]ボタンは、タイトルバーのない[校正用]ウィンドウをポップアップします。表示された画像の解像度は、スキャナコントロールウィンドウで設定した解像度とは異なります。この[校正用]ウィンドウでは、表示画像よりさらに正確な画像を得ることができます。校正用ウィンドウで表示される画像の結果は、解像度以外は、[スキャン]ボタンをクリックして、アプリケーションソフトウェアのメインスクリーンに表示されるスキャンした画像とほぼ同じです。表示された画像でよい場合は、[保存]ボタンをクリックしてその画像を保存するか、あるいは[閉じる]ボタンをクリックしてこの[校正用]ウィンドウを閉じます。
また、[校正用]ウィンドウの画像拡張ダイアログボックスで、スキャンした画像の色を調整することができます。校正用ウィンドウの右上部にあるボタンをクリックすると、[画像拡張]ダイアログボックスがスクリーン上に表示されます。その設定を調整して、スキャンした画像([校正用]ウィンドウで表示された)の色を変更してください。
メニューアイテムには、設定、フレーム、
情報、画像の4種類があります。このメニューアイテムの使用により、スキャン画像の的確な設定や色の調整が可能になり、基本スキャン画像情報を参照することもできます。詳しくは、下の各アイテムをクリックしてください。
設定 | フレーム | 画像 | 情報 |
[設定]メニューでは、ローディング、保存、リセット、プレファレンスの確定などを実行します。 | [フレーム]メニューでは、フレームの作成、削除、複写そして名前の変更を行います。 | [画像]メニューでは、画像拡張を設定することができます。 | [情報]メニューでは、スキャナやソフトウェアに関する情報を表示します。 |
[設定]メニューでは、保存、リセット、プレファレンスの確定などを実行します。
設定を開く | 設定を保存 | 別名で保存 | 標準設定 |
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標準設定として保存 | 設定の復旧 | モニタのガンマ | スキャナのセットアップ |
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プレビューサイズ | ユニット | プレファレンス | 自動モードセットアップ |
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レンズコントロール | ランプインテンシティ | Auto フォーカス | |
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特定モデル用に陰画と透明陽画の焦点調節を行います。 |
[設定を開く]オプションによって、前に保存したスキャン設定を開くことができます。[設定を開く]ダイアログボックスには、2つのオプションがあります。これらは、ダイアログボックスの右下部分にチェックボックスとして配置されています。
追加:ダイアログボックスからジョブを追加します。
前に保存したファイルから設定をロードして、スキャニングの過程で設定を変更する場合は、[設定]メニューの設定を保存オプションを使用すると、その変更を保存することができます。
このオプションを使用すれば、新しいファイル名で現在設定されている変更を保存することができます。
[別名で保存]ダイアログボックスでは、バッチおよびマルチプルスキャニングモードに対するオプションを提供します。これらは、ダイアログボックスの右下部分にチェックボックスとして配置されています。
すべてのジョブ: [スキャナコントロール]ウィンドウに現在設定されているマルチプルスキャンジョブリスト ボックスのジョブすべてを保存します。
新しいファイル名での設定を保存 :
このオプションでは、標準設定の自動的な再ロードや実行を行います。
標準設定の再ロード:
[標準設定として保存]を選択してから、現在の設定を使用して、カスタムデフォルト設定ファイルとして設定ファイルを作成します。
[設定をリセット]を選択すれば、MagicScan設定を標準設定にリセットすることができます。
モニタガンマキャリブレーションを使用すれば、モニタディスプレイカラーのミッドトーンエリアの明るさを選択して調整することができます。これによって、正確に元の画像の色彩に近づけることができます。
モニタガンマキャリブレーションは、前のモニタとの相違点や他での異なった処理を修正します。定期的に設定し、モニタにおける変更を更新する必要があります。このコマンドを使用すれば、モニタディスプレイカラーのミッドトーンエリアの明るさの質を選択して調整することができます。これによって、正確に元の画像の色彩に近づけることができます。モニタのカラー
ディスプレイの性質が異なるため、モニタ(ガンマ)の修正は不可欠です。
グレースケールガンマ値を修正する場合は、カラーサンプルの右側にあるスクロールバーを使用して、グレーサンプルのシェーディングの相違点をできるだけ削除します。グレーサンプルが統一されたら、[OK]をクリックしてグレースケールモニタガンマ修正を確定します。
カラーガンマ値を修正する場合は、各カラーサンプルの右側にあるスライドバーを使用して、カラーサンプルのシェーディングの相違点をできるだけ削除します。カラーの修正中にグレーが消えないようにグレーバランスを保存することが重要です。グレーサンプルが統一されたら、"OK"をクリックしてカラーモニタガンマ修正を確定します。
また、各カラーサンプルに対するガンマ値を変更して、実行することもできます。"標準設定"ボタンをクリックすれば、デフォルトモニタガンマ設定に戻すことができます。[キャンセル]ボタンをクリックすれば、変更を加えないで、モニタのガンマダイアログボックスを停止することができます。
赤、緑、青、グレーのサンプルの濃淡でシェードされた変更エリアを確認することができます。
このオプションでは、ドライバポートアドレスと DIPスイッチの設定をリセットします。
アプリケーションソフトウェアでMagicScanウィンドウを開きますが(取り込みを選択する)、MagicScanウィンドウが表示される前に、スキャナの電源やステータスのテストが実行されます。スキャナの接続やステータスに問題がある場合は、 UMAX スキャナセットアップダイアログボックスが自動的にポップアップされます。このダイアログボックスがポップアップされる場合は、上記の二つの手順が正しく実行されていないので、スキャナの電源やSCSI ケーブルの接続をチェックする必要があります。
設定を忘れて、SCSI カードをインストールする前にDIPスイッチを変更した場合は、UMAXスキャナセットアップでのI/Oアドレス設定を"実行"しても問題はありません。しかしMagicScanを表示させるために、SCSI カードのDIPスイッチを設定する 実際のI/Oアドレスを[UMAXスキャナセットアップ]ダイアログボックスで入力しなければなりません。
スキャンする最大のエリアを設定することができます。このオプションを選択するとサブメニューが表示されるので、 目的のサイズを選択してください。
"ユニット"サブメニューカラーの画像の測定単位を選択します。インチ、センチ、ミリ、ピクセル、パイカおよびポイントを含みます。
このオプションを使用すれば、スキャニング前の状態を作成することができます。このコマンドを選択すると、プレファレンスダイアログボックスが一般とスキャンクォリティーの2つのセクションに分かれます。
ダイアログボックスから、以下の設定の確認と変更を実行します。
一般
現在の設定の保存 ―このチェックボックスを選択すると、次にMagicScanを実行した時に、最後のスキャン時に有効だったセクションとコントロール設定がすべて設定されます。 '現在の設定を保存'がチェックされていない場合は、次にMagicScanを実行した時に、初期値選択が表示されます。(また初期値選択と設定は、[設定]メニューの[設定のリセット]を選択すると同時に、実行できます。)
現在の設定でプレビューに反映 ―このチェックボックスを選択すると、画像をプレビューすることができます。その画像に対して選択したMagicScanプレスキャンオプションの結果をすべて表示します。
画像要素 ―このフィールドの1 から 3までの数字を入力します。これにより特定の出力装置に関連する出力品質を管理することができます。
1.0に近い値の場合、結果が早くでます。 3.0に近い値の場合は、より高品質の結果がでます。結果は状況によって変化しますが、1.5 から 2.0までの設定を実行することができます。
高速スキャン ―スキャンを迅速におこなうために高速スキャンを選択します。スキャナの試験的な使用を行いたい場合、このオプションが便利です。
このオプションを使用すれば、自動処理かマニュアル処理かを決定することができます。[自動モードセットアップ]ダイアログボックスで、自動スキャンモードやデスキュー、クロップを設定することができます。
デスキュー―自動をクリックすると、スキャナの作動ランプの方向に合わせて、画像の位置を調整します。ノーデスキューをクリックすると、デスキュー機能は無効になります。
クロップ ―クロップには3つのオプションがあります。
このオプションを使用すれば、スキャナ内のレンズを構成することができます。ツインレンズがインストールされている場合にのみ、[設定]メニューに表示されます。
このオプションを使用すれば、レンズ設定の電力量を管理することができます。標準設定自動は、ほとんどの場合可能です。 この設定では、スキャナは選択フレームを考慮し、理想的なオプティカルパフォーマンスに必要な電力量の異なったレンズを自動的にスイッチします。例外の場合は、2つのレンズシステムで実行することができます。どちらかを選択することによって、自動レンズセクションをオーバーライドすることができます。
高電力レンズ:最大の解像度が可能です。
低電力レンズ:最小のエリアが可能です。
このオプションを使用すれば、[ランプインテンシティ]ダイアログボックスでスキャナ内のランプインテンシティを決定することができます。選択したスキャナでのみ有効です。[オプション]を選択すると、[ランプインテンシティ]ダイアログボックスが表示されます。
自動ランプインテンシティをクリックすると、 [コントロール]チェックボックスによって、スキャナは自動的にライトインテンシティを管理します。 自動ランプインテンシティ機能は、ほとんどのスキャニングニーズに対応します。
このチェックボックスを選択すると、他のオプションは無効になります。スライドバーは表示されません。
スライドバーによって、ランプのインテンシティを手動で管理することができます。 - 100 は、最低と最高のインテンシティを表わします。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、設定を変更せずにダイアログボックスを閉じます。
[OK]ボタンをクリックすると、設定を変更してダイアログボックスを閉じます。
This setting is used to bring the scanned document on the object glass into focus for scanning.
This function ensures focus accuracy
when you scan an image. To use it, choose "Auto Focus" from
the Settings menu. A dialog box
appears. Two types of options are allowed for you to choose.
Check the "ON" option, it will
take a little bit more time to complete the scan. If you choose "OFF"
option, the scanner will not do
an auto focus while scanning images.
To make Auto Focus work correctly,
when you set settings in Scanner Control, choose 35mm Slide
Tray/Frame Holder/Negative Film
Holder if you want to scan films or slides with frame holders.
Otherwise please choose Reflective
/Transmissive /Negative.
MagicScanの画像基本コントロールを設定する2つの方法があります。
[画像]メニューコマンドを選択する方法
スキャナ情報
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ルーラの表示/非表示
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製品情報
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スキャナについての情報を表示 | ルーラの表示または非表示 | バージョン情報を表示 |
このツールを選択して、マウスボタンをリリースしないでプレビューウィンドウをクリックすると、アイコンが表示され画像の回転を目的どおりにおこなえます。グリッドラインが画像の境界の端に合えば、マウスボタンをリリースします。
注:
このツールを再びダブルクリックすると、画像は元に戻ります。