方法
スキャンした画像のファイルへの保存方法
スキャンした画像をファイルに保存する方法は、
3通りあります。
MagicScanをアプリケーションソフトウェアから起動している場合は、[スキャン]ボタンをクリックし、最終スキャンを実行すると、スキャンした画像は、現在のアプリケーションソフトウェアの画面上に表示されるので、直接修正してから保存することができます。修正済みのスキャンした画像を保存するには、画像ファイルの保存について記載したアプリケーションソフトウェアのユーザマニュアルを参照してください。
[Proof]ボタンをクリックして、[校正用]ウィンドウを起動します。[保存]ボタンをクリックして、画像を保存します。
[MagicScanグループ]ウィンドウの[MagicScanプログラム]アイコンを ダブルクリックするか、または[MagicScan]フォルダの[MagicScan]アイコンをダブルクリックして、MagicScanを実行します。この方法でMagicScanを実行すると、[スキャン]ボタンをクリックした後、直接スキャンした画像を保存できます。アプリケーションソフトウェアでスキャンした画像を修正したい場合は、そのアプリケーションソフトウェアを開いてから、このスキャンした画像のファイルを開きます。
MagicMatchプロファイルの使用方法
[MagicMatchコントロール]を選択します。すると、この時点で[プリンタプロファイル]プルダウンリストが使用可能になります。
[プリンタプロファイル]プルダウンリストを検索します。
[プリンタプロファイル]プルダウンメニューから目的の出力装置を選択します。
スキャンした画像の印刷に使用するプリンタは、あらかじめ知っておく必要があります。プルダウンメニューから使用するプリンタ用のプリンタプロファイルを選択します。
[スキャン]ボタンをクリックし、画像をスキャンします。
スキャンした画像を印刷します。
スライダトレイまたはフレームホルダー
/陰画フィルム ホルダーの使用方法
スキャン フレームと陰画フィルム ホルダーは透明陽画と陰画とともに使用するものです。スキャン フレームは薄く、ヒンジの付いた、長方形のプラスチック フレームで、やや小さめの文書もしっかり押さえることができます。スキャン フレームには、120 mm、35mmと4 x 5 インチなど、いくつかのサイズがあります。陰画フィルム ホルダーは、長方形のプラスチック フレームで、2列あり、それぞれ6枚の陰画を載せることができます。ゴム製カバーは、フィルム ホルダーの上に置いて、スキャナのガラス面に載せている間、陰画が曲がらないようにするために使われるものです。方向穴はフレームの短い側にあります。これらのフレームを1つ以上スキャナのガラス面に載せて“Scan”(スキャン)ボタンをクリックすると、スキャナは方向穴を利用して各フレームを自動検出し、各スキャン フレーム内にあるものだけをプレビュー画像に入れることになります。
スキャン
フレームと陰画フィルム ホルダーを使うには、以下の操作を行って下さい:
- スキャン
フレームのサイズを1つ選びます。サイズは、方向穴を覆うことなくオリジナル文書を押さえるサイズです。
フレーム ホルダーを使う場合は、MagicScan から“Frame Holder”(フレーム ホルダー)のオプションを選びます。または、陰画用に陰画フィルム ホルダーを使う場合は、“Negative Film Holder"(陰画フィルム ホルダー)を選びます。 フレーム ホルダーの使い方に関する詳細は、MagicScanの電子ブックを参照して下さい。
スキャン フレーム/陰画フィルム ホルダーを開けて、文書をその中に入れます。このとき、方向穴を覆わないように注意して下さい。
スキャナのカバーを持ち上げて、スキャン フレーム/陰画フィルム ホルダーをガラス面に載せます。
注意: 陰画フィルム ホルダーは、上図のようにスキャナのガラス面内に垂直に載せ、ゴム製カバーをその上に置かなければなりません。そうしないと、スキャン作業は正しく行われません。
スキャン フレームがスキャナのガラス面の境界線の1つにきちんと平行になるように注意して置きます。スキャン フレームを境界線の1つに押し付けて置くことで簡単にできます。
注意: フレームの置き方が適切でなくても、スキャナはスキャンを実行できますが、スキャン結果にスキャンフレームの一部が現れることがあります。
画像をスキャンする場合は、 基本的なスキャン手順に従ってください。
マルチスキャンを実施するには、スライドトレイを使用する必要があります。
透過原稿をスライドトレイ上のスライドホルダーに置きます。
スキャナの透過アダプタを持ち上げ、スライドトレイをスキャナの対物ガラス上に置きます。
トレイ全体が対物ガラスに収まり、スライダトレイの縁がスキャナの対物ガラスの定規に揃うように、位置決め穴を揃えます。
注: フレームの置き方が適切でなくても、スキャナはスキャンを実行できますが、スキャン結果にスキャンフレームの一部が現れることがあります。
ステップ1から3を繰り返して、追加のスライドを配置します。
画像をスキャンする場合は、 基本的なスキャン手順に従ってください。
マルチスキャンまたはバッチスキャンの実行方法
[Add Frame]ツールをクリックしてから、再度クリックし、そのままドラッグします。
マウスをドラッグする間、[プレビュー]ウィンドウ内に新規フレームが表示されます。また、新規フレームは、[フレーム]メニューで[新規]を選択しても作成できます。作成した新規のフレームは、[スキャンジョブリスト]に追加されます。
バッチスキャンジョブを実行する際に、[フレーム]メニューから[複製]を選択すると、[スキャンジョブリスト]ダイアログボックスにそれが追加されます。.
[Frame Tool]を選択し、新規フレームをクリックすると、アクティブなものとして選択されます。新規フレーム(または以降のフレーム)をアクティブなものとして選択すると、MagicScanのコントロールはすべてそのフレームに適用されます。
注
: [Add Frame]ツールで新規フレームを追加したとき、新規フレームの位置を調整するには、[フレーム]ツールを選択し、新規フレーム内の任意の点をドラッグします。
単一画像スキャンの場合と同様に、アクティブフレームについて、すべてのスキャンコントロールおよびプリプロセッシングコントロールを選択します。
[スキャンジョブリスト]ダイアログボックスで、対応する新たな線を確認、削除または変更します。
[スキャン]ボタンを選択し、プログラムを開始します。
スキャンプログラムに問題がなければ、
[スキャン]ボタンをクリックして、実行を開始します。プログラムが完了したら、スキャナが停止し、[スキャンジョブリスト]内のすべての線のステータスは、「完了」になります。MagicScanは、次のオペレータ操作を待っています。MagicScanで新規ファイルの作成を継続することもできますが、[終了]ボタンを選択して、画像作成アプリケーションにコントロールを戻すこともできます。

なお、「マルチスキャン」では、スキャナの複数のパスを使用して複数の画像をスキャンします。「バッチスキャン」では、スキャナの単一のパスを使用して複数の画像をスキャンします。次の状況では、「バッチスキャン」を選択してください。
1つのフレームが1つのジョブに対応する場合。 バッチスキャンモードを選択すると、MagicMatch、フィルタ、 デスクリーン、 解像度などの設定値が同じフレーム(ジョブ)は、スキャンが迅速に行えます。
[プレビュー]ウィンドウ内の小さな領域でフレーム(ジョブ)をスキャンする場合
フレームが互いにオーバラップしていたり、解像度の設定値が同じまたはほぼ同じ場合
次の状況では、「マルチスキャン」を選択してください。
[プレビュー]ウィンドウ内でフレーム同士の間隔が広い場合
CMYK画像のスキャン方法
A CMYK
画像は、通常、印刷物に使用します。MagicScanを経由して、カラーの画像をCMYK 画像に分解するには、次の手順に従ってください。
スキャンモードとして、[True Color, CMYK]を選択します。
[Printer Profile]プルダウンリストからプリンタプロファイルの設定値を選択します。使用しているプリンタに最も近いMagicScanプリンタプロファイルを選択する必要があります。
[スキャン]ボタンをクリックします。
画像処理ソフトのメインウィンドウには、CMYK画像が表示されます。
ネガ画像のスキャン方法
スキャナに透過アダプタがインストールされていることを確認します。
フレームホルダを使用して写真のネガ画像を置きます。
フレームホルダをスキャナの対物ガラス上に置きます。詳細については、 編集物の設置を参照してください。
ネガ画像のスキャンソースを選択します。UTA (ネガ)には、5つの追加オプションが用意されています。これらは、特定の種類のスキャナにだけ使用できます。これらのオプションが用意されていないスキャナについては、デフォルトのオプションが使用できます。スライダで使用するフィルムの種類に対応したオプションを選択してください。
スキャンモード、解像度などのスキャナ設定値を選択します。
[スキャン]ボタンをクリックし、ネガ画像をスキャンします。
画像設置値を保存およびロードする方法
設定ファイルは、
MagicScanのコントロール設定値およびパラメータ設定値を外部的に記録したものです。また、 MagicScanは、コントロール設置値およびパラメータ設定値を、2種類の方法で内部的に記録しています。1つは、作業記録であり、これは、特定の時期にコントロール設定値によって決定されたパラメータ値のうち、MagicScanが記憶しているものです。[Preferences] ダイアログボックスの [現在のパラメータ設定を保存] チェックボックス を選択すると、MagicScanセッション間で作業レコードが保持されます。
内部的な設定値記録の
2つめは、出荷時に設定されているパラメータをMagicScanが記録しているものです。これらの設定値は、モニタ上で[MagicScan]ウィンドウを開いたときに最初に表示されます。[設定]メニュー上で[設定の復旧]を選択すると、すべての MagicScan制御は、出荷時の設定値に戻ります。
画像設定値をロードするには、単に次の手順に従います。
[設定]メニューから[設定を開く]コマンドを選択します。すると、[設定を開く]ダイアログボックスが表示されます。
ロード対象のファイルの名前を入力し[OK]をクリックします。
前の画像設定値がロードされ、現在のスキャンした画像に適用されます。
画像設定値を保存するには、単に次の手順に従います。
保存したいすべてのスキャナ設定値の修正を完了します。
[設定]メニューから[設定を保存]コマンドを選択します。
保存対象のファイルの名前を入力し、[OK]をクリックします。
現在の設定値は、[OK]をクリックすると保存されます。[設定を開く]コマンドを使用すると、次にスキャンされた画像にこれらの設定値を使用することができます。
注
: [設定を開く]コマンドを使用してロードされた画像設定値を変更し、それを別のファイル名で保存したい場合は、[別名で設定を保存]コマンドを選択します。[設定を保存]コマンドを選択すると、既存の設定値が上書きされてしまいます。
スキャンした画像の校正刷りを行う方法
スキャンした画像に問題がなく、まさに望んでいた画像であるなら、そのスキャンした画像の校正刷りを行うことができます。これによって、
[スキャン]ボタンをクリックする前に、前もって画像をチェックすることができます。
画像の校正刷りを行うには
:
- MagicScan
で[プレビュー]ボタンをクリックします。すると、[プレビュー]ウィンドウ上にプレビューされたスキャンした画像が表示されます。
スキャナの設定値を調整します。
[Proof]ボタンをクリックします。すると、[校正用]ウィンドウが表示され、プレビューされたスキャンした画像が全画面で表示されます。
スキャナコントロールウィンドウで調整した解像度以外の全画像設定値が、[校正用]ウィンドウに表示されるスキャンした画像に適用されます。
スキャンした画像に問題がないかどうかをチェックします。
[保存]ボタンをクリックし、この画像を保存するか、または[閉じる]ボタンをクリックし、画像の表示を終了して、[校正用]ウィンドウを終了します。
[スキャン]ボタンをクリックし、最終スキャンを実行します。
スキャンした画像から色を除去する方法
スキャンした画像が正しくない場合、例えば、スキャンした画像に使用されている特定の色が自分の希望する色ではない場合、それを修正します。これには、[Neutralize]ツールを使用します。
- [Manual Control]
を選択します。
- [
プレビュー]ウィンドウ上で[Neutralize]ツールをクリックします。すると、[画像拡張]ダイアログボックスが表示されます。
- サンプル
1またはサンプル2のいずれかの画像上にアイコンを置きます。
- 画像上のグレースケール
(または白および黒)の1点を選択し、マウスでクリックします。
- すると、画像が再度ペイントされ、効果が反映されます。
詳細については、
[Neutralize tool]を参照してください。
ハイライトと
/シャドーポイントの設定方法
[
ハイライト]および[シャドー]の各ツールを使用すると、画像の異なる領域を比較することができます。これらのツールは、[スキャナコントロールパネル]内の[ハイライト]および[シャドー]の各スライダバーと併用することができます。従って、これらのツールを使用してコントラストを変更すると、変更を反映するよう自動的にスライダバーが調整されます。また、この逆も行われます。

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[ ハイライト]ツール |
[ シャドー]ツール |
[
ハイライト]ツールと[シャドー]ツールを使用するには、各アイコンをクリックします。カーソルがプレビュー領域にある場合、そのとき選択されているツールが仮定されます。[ハイライト]ツールが選択されているときに、プレビュー領域の任意の点をクリックすると、ハイライトレベルは、クリックした画像部分を構成する特定のピクセルの明度レベルに設定されます。プレビュー画像は再度ペイントされ、その効果が反映されます。
[
シャドー]ツールが選択されているときに、プレビュー領域の任意の点をクリックすると、シャドーレベルは、クリックした画像部分を構成する特定のピクセルの明度レベルに設定されます。プレビュー画像は再度ペイントされ、その効果が反映されます。
2
点間を比較するために、[ハイライト]ツールを例にとって説明します。
マウスキーで、比較したい点までアイコンをドラッグします。異なるピクセル領域のコントラストがよりはっきり表現されるように、画像全体が再度ペイントされます。
ピクセルを連続的に選択すると、画像のもっとも明るい領域を徐々に見つけることができます。マウスキーを離すと、画像が再度ペイントされ、全体的な効果が反映されます。
同様に、画像の最も暗い領域を見つけたい場合は、[シャドー]ツールを選択して、より暗いピクセルを連続的に選択します。

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通常の画像 |
ハイライトを 130に設定する |
シャドーを 10に設定する |
ハイライトを 130に、シャドーを10に設定する |